第408話ただの旅人

「このお祝い、すごく気に入ったよ!」

カリスタの頭上から、アクセルの声がふわりと降ってきた。

胸が喜びで跳ねる。自分が用意した「贈り物」に、彼はよほど満足しているらしい。これで、きっと今まで以上に自分を好きになってくれるはずだ。

次の瞬間、カリスタの体がふっと床を離れた。アクセルに抱え上げられ、そのままベッドへ放り投げられる。目の前がくらりと揺れ、気づけばシーツの上だった。

アクセルの顔が、どんどん近づいてくる。

表情だけは、恥じらいを装ってみせる。だが体は、昂ぶりに震えていた。

ところが次の瞬間、両手首をベッドポストへ縛りつけられる。

その先は――。

本来なら耐えるはずのない...

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